いのちに移る

イエスは、ご自分の義によって私たちを義とするために、罪ある者とされま した

今日は「ローマ書のレシピ」の材料を、より詳しく見ていきましょう。ローマ人 への手紙6章は、同一化のポイントを段階的に紹介しています。第一に、イエスが 死なれたときに私たちは「罪に対して死」に(2節)、イエスの死と自分を重ねる のです。イエスが十字架につけられた時、私たちの「古い人」(6節)、つまりア ダムから受け継いだ反抗の性質も十字架につけられました。第二に、「私たちは キリストとともに葬られ」ました(4節)。バプテスマによって私たちはイエス とともに死んで、イエスとともに葬られたのです。第三に、「キリストの復活とも 同じように」なります(5節)。私たちは、死と埋葬を経てキリストの復活のいの ちに移り、キリストのいのちにあずかるのです。イエスの死と埋葬と復活の中でイ エスと自分を重ね合わせるとき、その結果は次の通りです。 

1. 「罪のからだが滅ぼされ」ます(6節)。私たちを奴隷にし、正しいことを したいと思っていながらも間違ったことをさせていた腐敗した邪悪な性質は 力を失います。それは死に渡されました。 

2. その結果、私たちは「もはや罪の奴隷でなく」なります(6節)。罪はもは や、地上でそして永遠に私たちにわざわいをもたらす有害で破壊的なことを 強いることはありません。 

3. そして、私たちは「罪から解放されて」います(7節)。文字通り義とされ 、 無罪とされます。イエスは私たちの罪の最終的な罰を受けてくださいました。 罪の力と罰から解放された私たちは今、良心を持って、恐れることなく全能 の神の前に立つことができるのです。 

4. 最後に、私たちは「キリストとともに生きることにもなる」(8節)のです。 何と素晴らしい約束でしょうか。キリストの永遠の復活のいのちにあずかる ことになるのです。キリストは一度罪のために一度死なれたので、再び死ぬ ことはありません。永遠に神にあって生きておられ、私たちはその永遠のい のちに入るのです。

【祈り】

イエスさま、あなたの十字架のみわざを感謝します。私はイエスさまと 一つになることによって、もはや罪の奴隷ではないことを宣言します。なぜなら、 イエスさまが、ご自分の義によって私を義とするために、私の罪を負って罪とされ たからです。アーメン。

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